こーぎー選手がデビューウィン!! NSXに初栄冠。
2022年8月31日(水)に、今季のe-DG motorsports第3戦となる「e-DG Cup耐久Race 2022シリーズRd.3」が開催され、このレースから参戦開始したホンダNSX#45のこーぎー選手がデビューウィンを飾りました。
ホンダNSXとしても、e-DG耐久において初勝利。
3車種とも1勝ずつの状況で最終戦を迎えます。
予選
3車種の性能差がこれまでよりは均衡すると見られた、今回のe-DG第3戦マウントパノラマ。
しかし予選一発のタイムは、ストレートスピードが勝るダッジ・バイパー勢が躍動し、ポールポジションは#52のわっしー選手、2番手に#54のはると選手と、白いバイパーがフロントローを独占する。
3番手には、今回のレースから参戦となった#45 NSXのコーギー選手が入り、これがバイパー勢を除いた最上位。
アルファロメオ4Cの最上位はゲストプレイヤー・冨林選手が操る#5の4番手となった。
一方ランキングトップで第3戦に臨む#22サトゥー・シュガーマン選手は6番グリッド、ランキング3位の#58わかめご飯選手は7番手と、ランキング上位2名が苦戦する予選になった。
また、開幕戦優勝のポイズン選手は回線不良、Kevin_Shinnosuke選手・ひゅーが選手は欠場となり、10台でグリッド整列することとなった。
決勝
奇数列と偶数列にズレが無い、特殊なグリッドとなるマウントパノラマ。
スタート直後の蹴りだしが良かった2番手グリッドのはると選手が、ポールのわっしー選手を先行しトップへ。
しかし、燃料の消費を覚悟にペースを上げる冨林選手が、4番手から一気にポジションアップし、トップへ躍り出る。
一時は冨林選手のペースに追従していた上位陣だったが、レース10分経過頃には再び燃費走行に徹し、#5の4Cがトップを独走する状態に。
また、この序盤に#31 NSXのwasabi選手が回線落ちによりリタイヤとなってしまう。
レース経過17分という、早めの段階でピットに入ってきたのは#52のわっしー選手。ここまで燃費走行を続け、余裕のある状況に見えたが、アンダーカットの作戦か?
ランキング上位の#22 4Cや#58 NSXも、大多数と同じタイミングでピットインしたが、#58 NSXは燃料を少なめに入れ2ピット作戦を敢行。
初参戦の#45 NSXは全車の中で最もピットインのタイミングを伸ばし、レース経過時間24分のタイミングでピットへ滑り込んだ。
全車のピットインが完了した時点で、トップは給油時間が短かった#52のわっしー選手だったが、後半は燃費走行を強いられ、間もなく#5冨林選手にストレートで抜かれてしまう。
それぞれ違う特性の車両がトップを争う展開に、終盤に向け注目が集まるが・・・。
残り2周のコンロッドストレートで、燃費走行からギアを変えペースを上げた#8ライ選手が、一気に#45こーぎー選手と#5冨林選手に並び掛け、シケインでインへ。
ここでブレーキングにミスがあったか、#5冨林選手をコース外に押し出してしまう。
#5冨林選手の復帰時に3台が押し合ってしまう形になり、冨林選手・ライ選手ともにコースアウトで優勝争いから脱落してしまう。
その結果、生き残った#45 NSXのこーぎー選手がファイナルラップも無難に走り切り、e-DG耐久シリーズデビューレースで優勝という結果に。
ホンダNSXにとっても初優勝となり、開幕から3戦、それぞれ優勝車種が変わる結果にもなった。
一方最終戦前のタイトル争いでは、上位陣の脱落によってランキングトップ2が2位を争う展開に。
2番手で最終コーナーを立ち上がったわっしー選手だったが、フィニッシュライン手前で何とガス欠!
その横を#22サトゥー・シュガーマン選手がすり抜け、2番手という結果を手にし、最終戦に向けわっしー選手とのポイント差を広げることに成功した。
第3戦を終えた時点で、ポイントランキングはこのようになった。
#22サトゥー・シュガーマン選手は、ポールポジション、又は決勝ファステストラップを記録した時点で、仮にわっしー選手が優勝しても2位に入ればシリーズタイトルを手にする状況に。
一方逆転シリーズチャンピオンの可能性があるのは、実質的には3番手わかめご飯選手まで。
わかめご飯選手が15ポイント差を逆転するには、優勝を狙うだけではなく、ポールポジションやファステストラップも意識する必要があるだろう。
参加3車種がチャンピオンの可能性を残して挑む、e-DG耐久シリーズ最終戦は、11月9日(水)20時15分頃より開催!
このレポートをご覧の皆様にも、是非YouTube配信でレースの模様をご視聴いただきたいと思います!