後続を寄せ付けない安定した走りのこうじ選手が勝利!
2024年7月7日(日)に「e-DGMS 2024 Technical College Series」が開催され、ホンダシビック Type R (FL5)' 22によるレースで、「東京自動車大学校」のこうじ選手が後続を寄せ付けない安定した走りで、レースを制した。
今回のレースには、ダイワグループ認定の指定校10校から14人がエントリー。
3人のみがRd.1にも出場していた選手で、その他の選手は初参戦。
勢力図が全く分からないレースとなった。
今回のゲストプレイヤーは、「ステイホーム」をきっかけに、ラジコンプレイヤーからeスポーツプレイヤーに転向したGoto選手。
タイムアタックについての評価は世界に認められ、「日本最強のタイムアタッカー」の異名を持つ。
Rd.2の使用コースは「鈴鹿サーキット」。
e-DGMS 2024シリーズのRd.2と、使用コース、車種、レギュレーションともに同一となった。
予選、トップタイムは「日本最強のタイムアタッカー」、Goto選手だった。2分12秒100をマーク。
2回目のアタックで「日本最強」に肉薄するタイム2分12秒111を記録したのは、東京自動車大学校のこうじ選手。解説の岡田衛氏も「かなりいいラインで走りますよね」と舌を巻く走りだった。
3番手には、Rd.1にも出場し、ファイナルラップでのデッドヒートを演じた関東工業自動車大学校のたっくん選手。4番手には、ホンダテクニカルカレッジ関東のフィリピン人選手、ルイス・カインギタン選手が滑り込んだ。
レース決勝。やる気十分の選手たちは勢いあるスタートを見せ、Goto選手に詰め寄る。上位勢に軽い接触等があり、「ASURA S字コーナー」では、カインギタン選手がトップに。以下、Goto選手、こうじ選手、たっくん選手のオーダーとなる。
オープニングラップのスプーンカーブ。Goto選手が立ち上がり重視のラインで、あっさりとカインギタン選手をオーバーテイク。抜く側も抜かれる側も、お手本のような走りでトップが入れ替わった。
レースは4周目。3台が絡んでいた2番手争いに動きが出る。
2番手を走行していたカインギタン選手が、デグナーカーブの出口でたっくん選手の突然の仕掛けに戸惑い体制を乱す。たっくん選手もそれにつられる形でトラクションが逃げてしまった。一瞬のスキを逃さなかった、4番手のこうじ選手が2番手に浮上した。
2番手が入れ替わった後も、バトルは続く。
カインギタン選手が、「NISSINブレーキヘアピン」でこうじ選手に仕掛けるも止まり切れず。その後のスプーンカーブ、「日立アステモシケイン」でも焦りを抑えきれない走行で、カインギタン選手は2番手争いから脱落。ゲストドライバーを除く参加選手の中でのトップ争いはこうじ選手とたっくん選手の2人に絞られた。
ホームストレートでチェッカーフラッグが降られ、トップチェッカーはゲストドライバーのGoto選手。隊列の先頭で走ることは得意のタイムアタックと同じ状況のようで、2番手の選手に18秒もの差をつけてフィニッシュ。
2番手を獲得したのは、激しいバトルの後、後続を寄せ付けない安定した走りを見せた東京自動車大学校のこうじ選手。予選のパフォーマンスには光るものがあったが、決勝でもその速さは健在だった。
表彰台圏内となる3番手には、レース後半ペースが上がらず苦戦した関東工業自動車大学校のたっくん選手。タイヤの摩耗に苦しめられたようだ。
中央自動車大学校のカントク選手は、最終コーナーまでたっくん選手に迫ったが、惜しくも表彰台獲得とはならなかった。
ゲストドライバーを除くトップの成績を収めた、東京自動車大学校のこうじ選手には、後日記念品が贈られる。
多くの選手がエントリーし、毎レースが違う顔ぶれとなるe-DGMS 2024 Technical College Series。
今シーズンは残り2戦。早くも今シーズンを折り返した形だ。
次戦は、サマーブレイクをはさみ、10月20日(日)だ。
専門学校生たちにとって、腕を磨くには絶好の機会となる夏休み期間をはさむ為、Rd.3での新たなスター選手の登場に期待したい。
エントリー受付開始時期は調整中。公式X、公式HPでの情報公開をお待ちいただきたい。