手が付けられない速さで中谷選手が今季3勝目!
2023年10月1日(日)に「e-DGMS by グランツーリスモ 2023 Series Rd.5」が開催され、MINI Cooper S’05によるレースで、中谷選手が今季3勝目。
手が付けられない速さを見せた。
戦いの舞台はアメリカの実在サーキット「ワトキンズ・グレン・インターナショナル」。
ショートレイアウトが選択された。
今回もフルエントリーとなる14人が参戦。
ゲストドライバーは、2戦ぶりに冨林勇佑選手が務めた。
予選では、初参戦のkiyo選手が、唯一の1分22秒台でポールポジションを獲得。2番手には前回王者の中谷選手、3番手には同じく初参戦のトキ選手が入り、ニューフェイスが躍動した予選となった。
そして、この予選で注目を浴びたのはゲストドライバーの冨林選手だ。
タイムが全く伸びず、なんと8番手に沈む。今回のレギュレーションは、パワー、燃費、マシン重量等の高度なバランスが求められるものだったため、「セッティングが全く出ない」という事だった。これほどに苦戦する冨林選手は「激レア」であり、今回のレギュレーションの難しさを象徴する出来事だった。
レース決勝、スタート直後。
ポールスタートのkiyo選手は、無難にスタートをこなす。
ただ、2番グリッドの中谷選手が最高の蹴りだしを見せ、マシンをイン側にねじ込みホールショット。隊列を率いる形になった。後続は大きく順位は変わらず。
ただ、各マシンはサイドバイサイドのまま3コーナー、4コーナーと抜けていき、あちこちでバトルが勃発していた。
そしてオープニングラップ、シケイン先の高速コーナー。
4番手まで順位を落としていたトキ選手がアウトに膨らんだところを、今野選手がインからスルリと前に出る。
これで上位勢の順位は、中谷選手、kiyo選手、スタートをうまく決めたかい選手、そして、今野選手、トキ選手となった。今回のレースでの上位勢の顔ぶれがそろった。
大きな混乱が無いままレース4周目。
トップの中谷選手は、2番手のkiyo選手にスリップストリームを使われながらも、コーナーでその差をじわじわと広げ、1秒2のマージンを築く。画面に表示された、タイヤゲージと燃料ゲージはまだまだ余裕を見せていた。そして、驚くべきは、オドメーターであった。
走行距離は1255km。かなりの試行錯誤とトレーニングを重ねてレースに臨んでいたことが分かる。
すでに2勝を挙げている理由がそこにあったのかもしれない。
ファイナルラップ、最初にホームストレートへ帰ってきたのは中谷選手だった。
結果として2番手とはおよそ2秒差。
人一倍走った選手が、手が付けられない速さでトップチェッカー。
2番手には、初参戦のkiyo選手、3番手には今野選手が滑り込んだ。
見事、今季3勝目を記録した中谷選手には、後日記念品が贈呈される。
ところで、ゲストドライバーの冨林選手は中団でのバトルに競り勝つことが出来ず、7番手に沈む。予選を中断してまで試みたマシンのセッティングは結実しなかった。ここだけの話、e-DGMS配信終了後、無言で練習に打ち込んでいた。
DG motorsportによるe-DGMS by グランツーリスモ 2023 Series。
今季は残り1戦。
それぞれ独立したシングルレースとなっている為、腕に自信があったが多忙で諦めていた選手たちのエントリーも大歓迎!
皆様のご参加、並びにご視聴をお待ちしております。
次回のレース、最終戦は少し間隔が空きまして、12月10日です。