アルファ ロメオ 4Cが1-2フィニッシュ!
サトゥー・シュガーマン選手が優勝ポイントをゲット!!

2022年6月15日(水)に今季のe-DG motorsports耐久シリーズの第2戦となる「e-DG Cup耐久Race 2022シリーズRd.2」が開催され、ゲスト参戦の冨林選手が優勝。
レギュラー選手の中ではサトゥー・シュガーマン選手が2番手に入り、アルファ ロメオ 4Cが1-2フィニッシュを飾った。

予選

テクニカルサーキットであるカタロニア・サーキット・グランプリレイアウトで行われる第2戦は、開幕戦とは打って変わってアルファ ロメオ 4CやホンダNSXの巻き返しが予想された。

予選が開始され最初のアタックタイムがほぼ出揃ったタイミングでトップに立ったのは、アルファ ロメオ 4Cに乗る#22サトゥー・シュガーマン選手。1分43秒374というタイムをマークし、それに0.102秒差で#54バイパーのはると選手が続く。

このような中、集団から距離を置いてアタックラップに入った、ゲストプレイヤーの#5冨林選手が1分43秒158をマークしてトップに躍り出る。
本人曰く「128%」の行き過ぎたラップだったが、さすがGTドライバーというところを見せ、ポールポジションを獲得した。

なお、前回優勝のポイズン選手・3位の ひゅーが選手を始めとした4選手が欠場となり、10台で第2戦は行われることとなった。

決勝

スタンディングスタートで幕を開けるe-DG耐久シリーズ第2戦。
4Cがフロントローを独占したが、スタートの蹴りだしが悪く後方に飲み込まれ、2番手スタートの#22サトゥー・シュガーマン選手は他車に押し出される形で8番手まで沈んでしまう。

巧みなブロックでトップを守った#5冨林選手は、頭を押さえペースをコントロール。後方はそれに巻き込まれ、1列渋滞が前半戦は続いた。

この状況を見て真っ先に動いたのが#54の はると選手。レース12分を経過した時点で最も早くピットインし、アンダーカットを狙う。
翌周には#58わかめご飯選手・#22サトゥー・シュガーマン選手などもピットインし、2ピットを狙う選手が多いことが明らかに。

一方、冨林選手に追い縋りながら、1ピット作戦が狙えるタイミングまでピットを引っ張った#52わっしー選手だったが、ピット操作をミスし給油を行わない痛恨のミスを犯してしまう。
翌周に再びピットインし、開幕戦上位者が欠場したチャンスレースをうまく生かすことができなかった。

これでトップは#5冨林選手がリードを広げ、2番手争いは開幕戦でバイパー勢相手に苦戦を強いられたNSXの#58わかめご飯選手対#22サトゥー・シュガーマン選手という構図に。

レース残り7分を切ったところで、ホームストレートでスリップを生かし、1コーナーで#22サトゥー・シュガーマン選手が#58わかめご飯選手をオーバーテイク!
ゲストの青木選手の指示で2回目のピットを済ませた#5冨林選手が直後にピットアウトし、レース残り5分から三つ巴の争いに!

タイヤが最もフレッシュな#5冨林選手が2台をパスしていく構図になったが、ポイント的には優勝争いをしている#22と#58。#5冨林選手をどうバトルに生かすかが注目されたが、#22サトゥー・シュガーマン選手がスムーズに先行させ、以降も#5のスリップを生かしたことで勝負あり。

優勝は予選から圧倒的にレースをコントロールした#5冨林選手!
そしてレギュラーメンバーとしては、#22サトゥー・シュガーマン選手が予選1ptも含め21ptsを獲得した。
3番手#58わかめご飯選手は、2位の15ptsとファステストラップ1ptも獲得。
開幕戦のバイパー表彰台独占から一転、MR車両2台が大活躍する結果となった。

第2戦での結果により、ポイントランキングはまさに混沌としたといえる。
ランキングトップは今回優勝ポイントを獲得した4Cの#22サトゥー・シュガーマン選手。
2位にバイパーの#52わっしー選手。
そして3位にNSXの#58わかめご飯選手と、ランキングでも3車種がトップ3を分け合う形に!

Rd.3は壁に囲まれた高難易度コース・マウントパノラマということで、このランキングからどのように変化するのか目が離せない。

e-DG耐久シリーズ・第3戦は、8月31日(水)20時15分頃より開催!
このレポートをご覧の皆様にも、是非YouTube配信でレースの模様をご視聴いただきたいと思います!