予選・決勝共に繰り広げられた師弟対決

2022年12月11日(日)に「e-DG Cup BMW Race 2022 Rd.4」が開催され、わっしー選手が予選・決勝共に「師」であるゲストドライバー・冨林選手に挑む形となり、僅かに及ばなかったがエントリー者最上位の座に輝いた。

今回のe-DG Cup BMW Raceには、ゲストの冨林選手を含めた13台がエントリー。
今季最終戦にして最多エントリー数となった。

予選で貫録のポールポジションを獲得したのは、ゲストプレイヤー冨林選手。
2番手に入ったのは、その冨林選手にバーチャル・リアル共に育成を受けているわっしー選手だったが、スタートの蹴りだしが良くなく3番手スタートのふじお選手に先行されてしまう。

トップの冨林選手はタイヤを温存するスローペースで逃げ切りの様子はなく、かといって後続もオーバーテイクは仕掛けていけない状況になり、長い1列隊列でレースが進行。
3周目には4番手を走っていたGR_haruto選手が、シューマッハSで砂利に足を取られスピン、クラッシュする場面も。

後方では、普段わっしー選手やGR_haruto選手を率いる立場のGRひこにゃん選手が奮闘。1コーナーで鋭いブレーキングを見せ、一気に3台オーバーテイクする強烈なシーンも。

レース半分が過ぎても上位陣の状況は変わらず。
トップの冨林選手が予選より5秒落としたペースで先行するが、要所を抑えたブロックラインに後続が攻めあぐねる。
この状況で、序盤でクラッシュしたGR_haruto選手も挽回し再び4番手に浮上する。

レースが動いたのはファイナルラップ。
スタートからここまで、長らく2位の座を守っていたふじお選手に、6コーナーアウト側からわっしー選手が並び掛け、立ち上がり加速でオーバーテイク!
冨林選手への挑戦権を最後に獲得する形となった。

しかし、ガッチリとブロックする師匠・冨林選手に仕掛けることはできず、わっしー選手は2番手。
後方では表彰台は守りたかったふじお選手だが、最終コーナーでイン側にねじ込んだかずやさん選手が最後の最後に表彰台の一角をゲット。

優勝はゲストプレイヤーの冨林選手。常に仕掛けさせない、目が後ろについているかのような走りで最終戦を締めくくる結果となった。

エントリー者中トップだったわっしー選手には、後日記念品が贈呈される。

DG motorsportが今年から参戦した、BMW M2 CSによるワンメイクレースを模した「e-DG Cup BMW Race 2022」。
激しいeモータースポーツ上級者によるレースの2022年シリーズが終了いたしました。

年間を通し、エントリー頂いた皆様、生放送やアーカイブでご視聴頂いた皆様、レポートをご覧になってくださった皆様、ありがとうございました。来年も開催の際は、レース参加・視聴にお集まりいただけましたら幸いです。